サムスン電子、IFAで新作スマートウオッチ発表

国際コンシューマ・エレクトロニクス展にて発表されたサムスン電子のスマートウオッチ、Samsung Gear S3(2016年8月31日撮影)。(c)AFP PHOTO/TOBIAS SCHWARZ〔AFPBB News

 現在、主に健康管理やフィットネスなどの機能が消費者に受けて人気となっているスマートウオッチは、近い将来、技術の進歩とともに格段に機能が向上する。それに伴い、今の最新モデルは2~4年たつと、とても古くさく感じられるようになるという。米国の市場調査会社IDCが、こうしたレポートを公表している。

セルラー対応とIoT連携が成長を後押し

 IDCによると、スマートウオッチは、今よりも約10倍速い通信速度を可能にする次世代通信方式「5G」や、「IoT( Internet of Things、モノのインターネット)」の機器・システムとの連携により、格段に機能が向上し、我々の生活を便利にしていくという。

 同社の推計によると、今年(2018年)のスマートウオッチ世界出荷台数は4350万台。これが今後、年平均約20%の成長率で伸び、2022年には8910万台に達する見通し。

ウエアラブル市場で最大カテゴリーに

 また、ウエアラブル機器の世界出荷台数に占めるスマートウオッチの比率は、今年34.8%だが、2022年には44.6%になる。スマートウオッチは、ウエアラブル機器市場で、最も規模の大きい製品カテゴリーになると、IDCは見ている。

 この分野では昨年、米アップルが、セルラー対応(携帯電話通信機能内蔵)の「Apple Watch」を発売したが、IDCによると、これが多くの消費者にとってスマートウオッチ購入のきっかけになった。