海自の護衛艦「あまぎり」、フィリピンを親善訪問 マニラに入港

フィリピンの首都マニラに入港した海上自衛隊の護衛艦「あまぎり」の乗員ら(2018年2月2日撮影)。(c)AFP PHOTO / NOEL CELIS〔AFPBB News

 小西洋之参院議員(民進党)が4月16日夜、議員会館付近を歩いていた折、一自衛官に罵声を浴びせられたと翌日の参院外交防衛委員会で発言し、大きな問題になった。

 議員は「国民の敵」呼ばわりされたと言うが、自衛官は供述で「国のために働け」「国益を損なう」「バカなのか」などと批判したことは認めたが、「国民の敵」発言は否定した。

 国会では野党が審議に応じないため、「空回し」が続いている。一国の首相が、2時間も呆然と待機させられる。野党は審議する雰囲気でないと言いながら、街宣活動でスタンドプレイだけをやる。国会で議論するのが筋ではないか。

 国会議員には月額約130万円の歳費と期末手当約635万円が支給され、総額で約2200万円の給料が出る。この他に、文書通信交通費100万円と立法事務費65万円が毎月支払われている。給料と合わせて、約4200万円だ。

 また無料で議員会館(約40m2、2DK相当)が充当され、赤坂・九段・麹町などの超一等地にある議員宿舎(約80m2、3LDK)は家賃5万円前後で、周辺の10分の1以下である。

 さらに、JR全線無料パス(グリーン車利用可)と東京~選挙区間の月3回往復無料航空券、加えてバス・地下鉄無料乗車券なども支給される。

 議員1人あたり年間4000万円の政党助成金は各会派に振り込まれる。議員1人に対し、年間約1億円の税金が投じられていることになる。それに値する働きをしている議員が何人いるだろうか。

 国会議員互助年金の掛け金は月額約10万円で、通算在職10年以上の議員は65歳から受給資格ができる。連れ合いの基礎年金を含め月額58.3万円は、一般国民の40年加入厚生年金モデルの月額23.8万円に対し、約2.4倍である。

 このような恩典を受ける議員が国会での審議を放棄している。国民はもっと怒っていいのではないか。