タイ、外国人犯罪摘発で捕まえたのはブリッジで遊ぶ32人

マカオでカードゲームをする人〔AFPBB News

 新しい成長産業分野がなかなか見付からない韓国で、化粧品分野は数少ない最近の成長業種。この業界で「成長神話」を作ってきた主人公が、常習賭博で収監中だ。

 それどころか、刑の軽減を狙って判事出身の弁護士に巨額報酬を払ってロビー工作をさせ、うまくいかないとこの弁護士に面会室で暴力をふるった疑いも出ている。

 中国人や日本人など韓国に来る外国人観光客のここ数年の、「定番お土産」は化粧品だ。外国人観光客でにぎわうソウル中心部の明洞(ミョンドン)には、化粧品店がひしめき、中国語や日本語で客引きを繰り広げている。

成長分野の化粧品業界でも勝ち組

 化粧品のチェーン店で最近数年間、急成長し、勝ち組になったのが「ネイチャーリパブリック」だ。独自開発した化粧品と比較的品質が良く低価格なのが受けて、外国人観光客だけでなく、韓国の消費者の間でも人気を集めていた。

 店は相変わらずの人気だ。明洞や地下鉄駅などに数多くの店があるが、どこも若い女性や外国人観光客でにぎわっている。

 この会社の創業会長が、最近、韓国メディアを連日にぎわせている。50代になったばかりの会長は、韓国の化粧品業界では「成長神話」を作った人物として有名だ。

 ソウル中心部にある南大門(ナムデムン)市場で働いていたが、もともとビジネスの才覚があったのだろう。20代で化粧品店の経営に乗り出す。

南大門市場出身で大成功

 2000年以降、韓国で化粧品ブームが起きた。比較的品質が良く低価格の刑商品を販売する店が、人気を集め、急成長する。独自ブランドを持つチェーン店が次々と登場した。

 この会長も「ザ・フェイスショップ」を設立して大当たりする。この化粧品販売会社を創業2年で2005年に大企業に売却して2000億ウォン(1円=10ウォン)とも言われる資金を手に入れた。

 だが、この頃から中国人の韓国訪問ブームが本格的に始まる。中国人にとって最も人気の高いお土産は、「韓国産化粧品」だった。韓流ドラマや映画の影響もあって売り上げはどんどん伸びた。