世界の食糧危機を救う?「家畜化」進む食用昆虫

嫌われ者のあの虫も、栄養が豊富で環境負荷も軽減
2016.5.3(火) 水野 壮 follow フォロー help フォロー中
環境
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タイの市場。食用昆虫が豊富に売られている。(画像提供:高松裕希)
図1 飼料・食用昆虫に関わる論文数。論文検索サイトScience directより、タイトルおよび要旨のキーワード検索「edible insect」でヒットした中から、昆虫の食用・飼料利用に関わる論文をカウントした。
写真1 有望な手乗り家畜たち。ヨーロッパイエコオロギ(左上)、ミールワーム(右上)、アメリカミズアブ(左下、以上wikipediaより)、アルゼンチンモリゴキブリ(右下、「蟲ソムリエへの道」より)。
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図2 乾燥重量100gあたりの栄養分(家畜は食品栄養成分分析データベース、昆虫は各種論文より作成)。
図3 体重1kg増加あたりの温室効果ガス放出量(CO2換算)。Oonincxら(2010)をもとに作成。コオロギはヨーロッパイエコオロギ、ゴキブリはアルゼンチンモリゴキブリを指す。
図4 昆虫と家畜の生育コスト。Oonincxら(2015)、Huis(2013)をもとに作成。アブはアメリカミズアブを指す。

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