北海道5区の衆院補欠選挙で自民・公明連合と野党連合が全面対決し、自民党候補が勝利した。写真は各候補の演説が行われたJR札幌駅前(資料写真、Wikimedia Commons)

野党連合の限界が見えた?

 注目された4月24日投票の2つの衆院補欠選挙が終わった。

 京都3区は自民党が候補者を立てず不戦敗だったが、北海道5区は「自民党、公明党連合」対「民進党、共産党、社民党、生活の党の野党4党連合」の与野党全面対決の選挙だった。結果は僅差で自民党候補が当選した。

 得票結果を見ると、4野党の連合が大きな力を発揮したのか否か、なかなか微妙である。自民党・和田義明氏の得票は13万5842票、得票率52.4%だったのに対し、野党連合の池田真紀氏は12万3517票、得票率47.6%であった。僅差であることに間違いはない。

 だが2年前の衆議院選挙ではどうだったか。自民党の町村信孝氏が当選したのだが、得票数は13万1394票、得票率50.9%だった。これに対し、当時の民主党と共産党候補の得票数を合算すると12万6498票、得票率49.0%だった。

 実は2年前の選挙の方がさらに僅差であった。政党連合の構図は今回とは違っていた。民主党には、鈴木宗男氏率いる新党大地がついていたが、今回は新党大地が自民党側についた。ただ、野党の側も民進党、共産党、社民党、生活の党の4党が連合を組んだ選挙であり、勝てる要素は十分にあったはずである。