着々と進む大地の改造、東北沿岸部の5年目の今

復興はまだら模様、いまだ被災時の状況のままの地域も
2016.3.16(水) 両角 岳彦
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2015年5月30日に全線再開通した仙石線の、「高台移転」した野蒜駅。旧線・駅とともに海側に低地に広がっていた街地、住宅を、山地を切り開いた台地に移転する復興計画に沿ったものだが、まだ生活の場は土木工事中で、毎日の乗降客は数十人ほどだという。低地に残る人、転居する人も多く、この高台の将来はまだ見えてこない(筆者撮影、以下すべて)
一面の土平原となった津波被災地に並ぶ盛り土の「台形ピラミッド」。今年は各地にこの風景が現れた。これらはまだ「素材」の段階で、ここから土壌改良を加え、層を重ね、端面部の斜面構造も作り込んで「かさ上げ台地」が形作られるのだという
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震災前は美しい松林だった(掘り起こされた松の根が今も残る)陸前高田の海岸。周辺の山地を切り崩した土砂を移送するためのベルトコンベアは1年半の使用で解体されていた。以前のレポートに掲載した同地の写真と比較されたい
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JR東日本が気仙沼線、大船渡線の被災区間の“仮復旧”策として実施しているBRT(Bus Rapid Transit)も、路線や駅・停留所の整備がだいぶ進んできた。写真はその拠点である気仙沼駅。鉄路を舗装してバスが直接乗り入れ、隣のホームに入る大船渡線・一ノ関に向かう鉄道車両(左手奥に見える)との乗り換えができるようになった。とはいえ、落橋など路盤が復旧されずに一般道を走る区間も各所に残る
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各地の海岸に姿を現しつつある超高防潮堤の一例(陸中山田)。横に停まる建機、トラックと比較するとその高さがイメージできるだろう。近くに立つと見上げる首が痛くなるほどの巨壁である。しかしここに作られている堤体は鉄骨を芯にしたコンクリートの“板”であって、巨大津波のモーメントを受け止められる構造ではない。低い津波は塞き止められるだろうが・・・
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