北朝鮮、韓国大統領を罵詈雑言で個人攻撃 「狂った雌犬」

韓国ソウルの青瓦台(大統領府)で記者会見する朴槿恵(パク・クネ)大統領(2016年1月13日撮影、資料写真)〔AFPBB News

 2016年3月1日、韓国の通商産業資源部は、「2月の輸出入動向(速報値)」を発表した。輸出額は、364億ドルで前年同月比12.2%減となり、14ヶ月連続してマイナスとなった。これまでの連続マイナス記録を更新してしまった。

 韓国の主力企業は、鉄鋼、造船、半導体、移動通信機器、石油化学、自動車などで輸出依存度が高く、輸出不振で業績も急速に悪化している。

2つの新記録

 「国会 フィリバスター新記録 経済はマイナス新記録」

 翌日の「中央日報」は1面トップにこんな見出しを掲げた。経済の新記録とは、もちろん、輸出のマイナスの長期間連続記録だ。

 輸出をけん引役にして韓国経済は成長を続けてきた。その間何度か輸出がマイナスになったことはある。これまでは2001年3月から、「911テロ」をはさんで2002年3月まで13ヶ月連続してマイナスを記録したことがある。

 今回は、2015年1月にマイナス1%となって以来輸出が前年同期実績を割り込んでいた。1月に過去最長記録に並んだが、ついに記録を更新してしまった。

3ヶ月連続して二ケタ減

 14ヶ月連続のマイナスとなっただけではない。2015年12月からは3ヶ月連続して二ケタのマイナスになってしまった。

 地域別に見ると、韓国の輸出の約4分の1を占める中国向けの輸出が前年同月比12.9%減の86億5000万ドルだった。景気回復の兆しが見える米国向け輸出はプラスに転じたが輸出額は52億3000万ドルで役不足だった。

 輸出先の国別統計を見ると、日本向け輸出はずっと減少を続け2月も同15%減。輸出額は17億ドルで全体の輸出に占めるシェアも4.7%になり、主要輸出相手国とはいえない状態だ。

 品目別に見ると、半導体(2月の輸出実績は前年同月比12.6%減)、ディスプレー(同22.1%減)、家電(同13.0%減)、船舶(同46.0%減)、自動車(同9.3%減)鉄鋼(同2.9%減)、石油製品(同26.9%減)などほとんどすべての主力製品の輸出が「総崩れ」だった。