SLBM開発を警戒=金第1書記「権力固める」-米国防総省

朝鮮人民軍海軍の潜水艦を視察し、艦橋のハッチから上半身を出した金正恩第1書記。北朝鮮の朝鮮中央通信配信(撮影日不明、2014年6月16日配信、資料写真)。(c)AFP/KCNA via KNS〔AFPBB News

「米国人青年が北朝鮮工作員に拉致されたようだ。米国政府はただちに本格調査を始めるべきである」――2月10日、米国議会の上下両院にこんな趣旨の決議案が提出された。

 米国が日本と同様に、北朝鮮に拉致された自国民を救出しようと動き出すことは、日本にとって大きな側面支援の効果があるといえる。

「彼は渓谷に転落した」と回答していた中国

 決議案の題名は「デービッド・スネドン氏の失踪への懸念表明」である。スネドン氏の出身州であるユタ選出の議員たちを中心とした、上院4人と下院4人の8人による共同提案だった。8人はいずれも多数派の共和党議員である。

 スネドン氏は中国の雲南省で2004年8月に行方不明となった。同決議案によると、同氏は北朝鮮の工作員に拉致され、平壌で北の軍事諜報員らに英語を教えさせられている可能性が大きいという。