* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第4回 サイバーセキュリティフォーラム
特別講演3「ベネッセのサイバーレジリエンス強化」

開催日:2023年7月6日(木)

主催:JBpress/Japan Innovation Review

 多様な事業を幅広く手がけ、事業フェイズに合わせたDX推進と組織のDX能力向上に取り組むベネッセ。同グループのサイバーレジリエンス強化について紹介するのは、ベネッセホールディングス専務執行役員CDXO(Chief Digital Transformation Officer)の橋本英知氏です。

 同社では2014年に個人情報の漏えい事故が発生しました。橋本氏はこの事故を「お客さまの信頼を一気に失う」ものであったと振り返り、個人情報の取り扱いにおける三権分立体制の構築やITセキュリティ機能子会社の設立など、初期対策の骨子を解説します。さらに、これによる成果と課題を分析し、その後のコロナ禍による環境変化も踏まえた同グループのセキュリティ進化の全体像を語ります。

 過去の教訓を生かしたさまざまな取り組みにより、ベネッセのDXはいまや2022年度のIT賞をはじめ多数の外部評価を得ています。次々と現れる課題にどう向き合い、どのような突破点を見いだしたのか。その全貌を橋本氏が解説します。

【TOPICS】

  • ベネッセグループの事業紹介――人の成長を支援する多様な事業モデル
  • ベネッセのDX戦略(1)事業領域とフェイズに合わせ段階的に考える
  • ベネッセのDX戦略(2)組織全体としてのDX能力向上を図る
  • さまざまな重点実行施策
  • 2014年の個人情報漏えい事故について
  • 事故後の初期対策
  • 初期対策での成果と新たな課題
  • 環境変化に対応するための「Benesseのゼロトラスト」とは
  • 進化したセキュリティの全体像と課題
  • 課題突破につながった3つのポイント
  • 取り組みへの外部評価と今後の展望