政府批判のツイートを理由に、サッカーの元イングランド代表主将だったギャリー・リネカー氏が、司会を務めるBBCのサッカー解説番組から一時降板させられた問題で、BBCのティム・デイヴィー会長がインタビューに答え、政治的な圧力に屈したわけではないと主張した。
リネカー氏は10日、番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」の司会者を一時降板させられた。BBC側との話し合いの結果、18日夜の「マッチ・オブ・ザ・デイ」の生中継で司会に復帰する予定となった。
BBCのメディア担当のデイヴィッド・シリトー編集委員はデイヴィー会長に、BBCは譲歩したのではないかと質問。会長は「そうは思わない」と否定し、「私は常に、私たちは相応の行動を取る必要があると言ってきた。一部の人にとっては私たちの行動は厳しすぎるし、他の人たちは私たちを甘すぎると思うだろう」と述べた。
また、シリトー編集委員が「保守党議員らと保守党寄りのメディアの圧力に屈したと多くの人がみている」と言うと、「どこかの政党の圧力に影響されることは決してない」と応じた。