※本コンテンツは、2022年8月23日(火)に配信したJBpress/JDIR主催「第3回金融DXフォーラムDAY1」の特別講演「『UI銀行』が考えるDX戦略について」のアーカイブ配信です。

 東京きらぼしフィナンシャルグループ(FG)は2022年1月、デジタルバンク「UI(ユーアイ)銀行」のサービスを開始した。
 
 グループ内に新たに銀行を設立する大きな理由は、銀行を取り巻く環境や社会情勢が大きく変化していることにあるという。超低金利、異業種参入、少子高齢化などが進展する中で既存の銀行では生き残ることが難しいと考えたのだ。
 
 東京きらぼしFGは、首都圏のマーケットに強みがあり、「お客さまの新しい価値を創造する東京発プラットフォーマーとなる」ことを中期経営計画のビジョンに掲げている。UI銀行代表取締役社長の田中俊和氏は「UI銀行は、東京発プラットフォーム構想の中で、中心的な役割を果たすだけでなく、きらぼしグループのデジタルシフト促進の一助となる」と意気込みを語る。
 
 特筆すべきは、きらぼしグループにおけるUI銀行の位置づけだ。デジタルバンクでありながら、きらぼし銀行のリアルチャネルも活用し、対面・非対面の両面でサービスを展開するという。若年層だけでなくシニア層までターゲットにしているのも、東京きらぼしFGならではだ。

 UI銀行ではブランドコンセプトに「ふやすのは、わたし資産」を掲げ、有形資産だけでなく、無形資産を増やすことにも貢献したいとする。お金だけでなく、健康や知識、人とのつながりなど、多様な資産が集まってこそ、本当の豊かさが生まれると考えてのことだ。そのために、金融だけでなく非金融分野も含めて、さまざまなパートナーと連携し、サービスを拡充していく計画だ。

 UI銀行は開業後わずか3カ月で当初の目標を大幅に上回る1362億円もの預金を獲得した。きらぼし銀行の既存顧客に加え全国から新規の申し込みも多くあったという。顧客の期待の大きさがうかがえる。
 
 講演では、田中社長が描く将来の商品・サービス展開なども紹介された。動画は、UI銀行がデジタルバンクとしてどのように優位性を発揮するかがわかる内容になっている。