※本動画コンテンツは、2022年3月22日に開催されたJBpress主催「第12回 DXフォーラム」Day1の基調講演Ⅰ「DXと人材のトランスフォーメーション~マインドセットを変える~」を再掲載したものです。

 デジタル技術の進化が激しい昨今、UberやAirbnbのようなデジタルネイティブな企業が既存の市場や顧客を一気に奪っていく事態が当たり前のように起こっています。この変化に取り残されないよう、企業にはDXが必要ですが、その鍵を握るのはツールやテクノロジーなどではなく、取りも直さず「人材や組織のトランスフォーメーション」です。

 しかし、日進月歩のデジタル技術とは異なり、人材や組織の変化には時間がかかります。このため、DX達成には、采配を振るうリーダーの先を見通す力が問われます。特に意識を払うべきは、顧客や取引先と常に接点を持ち、日々の業務に携わる現場人材の活用です。もちろん、優れたリーダー人材やDXの専門人材も必要ですが、組織の大多数を占める現場人材を継続的に育成していかなければ、DXは短期的・限定的な成果で終わりかねません。

 その人材育成の際に最も大切なのが「マインドセット」の変革です。具体的には、単にデジタルツールの知識やスキルを身に付けるだけでなく、変化を柔軟に受け入れ、むしろ、自身の成長の機会と捉えて目標にチャレンジし続けられる気概。すなわち、「Growth Mindset(グロースマインドセット)」を持った人材を育てていく必要があります。

 本動画では、DXに求められるスキル・人材育成に詳しい一橋大学 経営管理研究科 教授の神岡太郎氏が、DX推進に当たって障壁となる社員のマインドセットの変革について説明。成長軌道にあった日本では「命令を忠実に守って働く」人材が重用されましたが、変化に柔軟に対応する必要がある今、そのマインドセットでは乗り切れないと力説します。今後は「人材のトランスフォーメーション」により、少しでも多くのグロースマインドセットを持つ現場人材を育成することこそがDX成功への正攻法だとして、企業にエールを送ります。