帰国後、記者会見に臨むとされる小室圭氏(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 秋篠宮家の長女の眞子内親王(29)と、婚約内定者である小室圭氏(29)との「ご結婚」の、一方的でなし崩し的な既成事実作りのカウントダウンが始まった。小室氏が9月下旬に米国から帰国、2週間の自主隔離を経て、秋篠宮殿下ご夫妻にご挨拶を申し上げた後、宮内庁がセッティングした記者会見に臨むとされる。

「これ(会見)は間違いなく秋篠宮さまのご意向」という同家関係者の声を、週刊女性は紹介している。一部ネット上では、皇嗣殿下脚本・宮内庁プロデュースによる茶番劇だと評されており、識者も「自由に質疑ができない予定調和のシナリオの中で進行するだろう」との予想で一致している。

 そうした中、毎日新聞と社会調査研究センターが9月18日に実施した全国世論調査では、この「結婚」を「祝福したい」との回答が38%と、「祝福できない」の35%を3ポイントも上回ったと報じられた。対象の抽出方法、設問の手法や流れ、調査規模などは明らかにされていないが、2020年設立の同センターはスマホへのSMS、固定電話への自動コール、さらにネットをミックスした「ノン・スポークン調査」を得意としている。

「文春オンライン」編集部では、「結婚」に関して9月26日締め切りのオンライン投票を実施しており、「納得がいく」「納得がいかない」「どちらともいえない」の3選択肢を用意している。だが、これと併せて、「眞子さまのお相手として、小室圭さんは相応しいと思いますか」という問いを設けなければ、国民の真意はわからないのではないだろうか。

 一方、NHKは「個人の意志を尊重すべきだと思いますので、おめでたいことだと思います」「素直におめでたいなと思います」など、一般国民全体がこのイベントを祝福しているが如き印象を与える街頭インタビューを放送している。

 テレビ皇室報道の頂点に立つ日本テレビに至っては、「今から9年前に出会ったおふたり」「おふたりで記者会見を開き、結婚の報告をされる見通しです」など、内親王だけでなく、小室氏に対しても皇室メンバー並みの敬語を使い始めている。
 
 翻って、米国で検索最大手の米グーグル日本語サイトで「小室」と入力すると、「小室 暗殺」「小室 殺す」「小室 いい加減にしろ」など極めて不穏な表現が上位に出てくる。一方、VPNで位置情報を日本に変えると、「小室 暗殺」が6位に出るだけであり、「不適切な検索候補」の通報で順位が下げられている可能性がある。

 グーグル検索では、位置情報の違うデバイスから寄せられた検索ボリューム(そのフレーズが何回検索されているか)を基に提案が行われるため、「小室 殺す」「小室 暗殺」などのトップ検索結果は多くの日本人が小室氏に対して憤っていることを示唆している。

 いずれにせよ、「結婚支持」が「反対」を上回る最新の世論調査の結果に照らせば、「小室 おめでとう」「小室 結婚賛成」などの検索ワードがネガティブなものを圧倒しそうなものだが、デバイス位置が日本でも米国でも、そのような検索結果にはならない。