お盆には日本をつくり守ってくれたご先祖の精霊が帰ってくる

「お盆」の「盆」とは仏教でいう盂蘭盆会を略したものである。

 また、盆は霊への供物を置く「お盆」を意味することから、いつしか祀られる精霊を指すようになった。

 お盆の時期、ご先祖様の霊や亡くなってしまった大切な人の魂が帰ってくると古来より信じられている。

 盂蘭盆会は7月13日から7月16日に祖先の冥福を祈る習俗儀礼を指す。その語源はサンスクリット語の「ウッランバナ」の音写といわれる。

明治時代に太陽暦が採用されると、お盆を7月15日に合わせると農繁期と重なり支障が出る地域が多くあったため、全国的に多くの地域が8月15日をお盆としている。

許されない東京五輪ディレクターの行為

 東京オリンピック開会式・閉会式の演出を担当する予定だったショー・ディレクターの小林賢太郎氏が1998年のコントで「あのユダヤ人大量虐殺ごっこやろうっていったときのな」という10秒のフレーズがSNSで拡散した結果、解任となった。

 1998年といえば23年も前のことだが、なぜ小林氏が解任されなければならないのか、疑問に思う方もいるのではないか。

 一部報道によると騒動の引き金を引いたのは7月21日深夜のツイートだった。

 小林氏の過去のコントに問題があると指摘を受けた防衛省の中山泰秀副大臣が直後の22日未明に、その内容について反ユダヤ主義を監視する米国の民間団体サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)に通報。

 その結果、騒ぎが海外に飛び火した。

 7月22日朝、SWCの統括長グローバル・ソーシャル・アクション・ディレクターのラビ・アブラハム・クーパー氏が「東京オリンピックの開会式のディレクターによる反ユダヤ主義の発言を非難する」と公式声明を発表。

 大会組織委員会の橋本聖子会長は22日、小林賢太郎氏を解任した。