韓国で若者の宗教離れが著しい(写真は英国国教会ソウル大聖堂)

 毎日株関連のニュースを見ていると、テーマ株なるものが存在する。

 今年は来年の大統領選挙に向けて、大統領候補になる人たちと関連したテーマ株が浮上している。

 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長(60)が6月29日、2022年3月の大統領選に立候補する意思を表明した。これによって、ユン・ソクヨルテーマ株がまた注目されている。

 韓国の韓国の大統領の末路は、これまで幸せとは言い難いものなのに、それでも5年に1度の大統領選挙に向けて候補者に名乗りを上げる人は後を絶たない。

 文在寅大統領は、今回不幸な結末を避けられるのか、来年以降決まってくるだろう。

 さて、今回は韓国の若者層では無宗教化が進んでいるという話だ。特に、コロナ禍は宗教に対する一般の認識や現状までも変えてしまった。

 宗教は大統領選挙とも密接につながっている。これまでの大統領候補がどの宗教なのかによって、宗教団体の影響力も変わってくるからである。

 宗教を持たない人たちが増えるということは、それだけ宗教の力も劣ってくるから新しい選挙の形になる可能性もある。

 韓国ギャロップ調査研究所は、3月18日から4月7日まで済州島を除く全国で19歳以上の成人1500人を対象に「韓国人の宗教」を調査した。

 結果報告書によると、2014年に50%あった宗教を信じる人の比率は、2021年には40%ととなり、7年間で10ポイント低下した。