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米ミネソタ州ミネアポリスで昨年5月に黒人男性ジョージ・フロイドさん(当時46)を死亡させたとして、殺人罪などに問われた元警官で白人のデレク・ショーヴィン被告(45)の裁判で、陪審は20日、すべての罪状について有罪評決を出した。

ジョー・バイデン米大統領は同日、評決を歓迎した上で、今回のような有罪評決に至ったのは、きわめて異例な形で様々な条件が重なったからで、このような評決は「珍しすぎる」ものだと指摘。「息ができない」という、フロイドさんの最期の言葉を、フロイドさんと共に死なせてはならないと強調した。

検察官出身でカリフォルニア州司法長官でもあったカマラ・ハリス副大統領は、人種をめぐる不正義が続く限り、アメリカは真のポテンシャルを発揮できないとして、司法制度改革の必要を訴えた。

ショーヴィン被告は、第2級殺人、第3級殺人、故殺の3つ罪すべてで有罪とされた。第2級殺人罪は殺意の有無に関わらず適用され、量刑は最長禁錮40年。第3級殺人罪は、危険な行為によって人を死なせる犯罪。

アメリカでは警官による拘束中に容疑者が死亡した場合、裁判で警官が有罪になるのは異例。訴追すらされないこともある。

被告は昨年5月、ショーヴィン被告はフロイドさんを拘束する際、フロイドさんの首を膝で9分以上押さえつけていた様子が撮影された。その動画は拡散され、人種差別や警察の過剰な実力行使に対する抗議が、世界各地で沸き上がった。