最近では『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。』など、日本史をわかりやすく伝える本で人気を博すお笑いコンビ「ブロードキャスト!!」の房野史典。今回は、彼の書評を執筆したこともある乃至政彦氏と対談。本を書くことになったきっかけから、乃至氏の新刊『謙信越山』の読みどころ、さらには歴史の面白さを伝授する方法など、戦国時代と武将の魅力をあますところなくお届けする。(全3回)(JBpress)

本を出版することになったきっかけ

――すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、今回、乃至先生と対談していただく房野さんから、まずは自己紹介をお願いできますか?

房野 吉本興業で「ブロードキャスト!!」というコンビを組んで芸人をやっています、房野史典と申します。子どもの頃から戦国武将が好きで、これまで歴史関連の書籍を4冊出版させていただいています。

――2020年10月に出版された『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。』(幻冬舎)では、乃至先生も書評を書かれていらっしゃいますよね?

乃至 私がコメントを出さなくても、大変な勢いで売れていらっしゃいますよね。素晴らしいです。

房野 とんでもないです! むちゃくちゃうれしかったです!

乃至 Amazonの売れ筋ランキングの「戦国・安土桃山時代」のカテゴリーで、売り上げ上位に常にランキングされていますから、すごいですよ。

房野 ありがたいことに、こんなに褒めてもらえるかってぐらい、皆さんから褒めていただきました。乃至先生の書評も読ませていただいたんですけど、スゴく深い分析ですよね。

乃至 一読して、いろいろ語りたくなる一冊だと思いました。いい本を読むと自然と言葉が出てきちゃいます。

『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。』房野史典・著

――ちなみに、房野さんはどんなきっかけで本を書くようになったんですか?

房野 自分が芸人として、漫才とかコントをやる以外に何かできることはないかなって悩んでいたとき、同期の構成作家の山口トンボから「お前がもっているスキルのなかで、意味を解釈したり、解説したりするような技術がたけていると思う」といわれて。

 じゃあ、それをどうアウトプットすればいいんだろうって思っていたら、親しくしてもらっている先輩のキングコングの西野亮廣さんから「文章だね」みたいなアドバイスをいただいて。それまで文章なんて書いたことはなかったんですが、西野さんの言葉を信じて、ライブとかでもちょこちょこしゃべっていた歴史の話を書いてみようと。それをFacebookにあげてみたら、出版社の方に声をかけていただいて、出版まで話が進んでいった感じです。

乃至 房野さんの最新作には、小和田哲男先生とかもコメントを出されていましたから、とにかく順調そうでよかったです。