アンケート結果に見る重点取り組み目標

 SDGsに取り組む企業が年々増えている中、各社はどのような目標を立てているのだろうか。

 帝国データバンクの「SDGsに関する企業意識調査」によると、SDGsの17目標のうち、現在、力を入れている項目は、目標8の「働きがいも経済成長も」が27.1%でトップとなった。これは従来からの働き方改革など社内業務の生産性改革の流れに加えてコロナ渦によるリモートワークなどの実現が後押しした結果と考えられる。

 次いで目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」(15.9%)、目標12「つくる責任つかう責任」(14.8%)、目標13「気候変動に具体的な対策を」(14.7%)が続いた。

 ここから主に再生可能エネルギー導入、資源循環社会への貢献、気候変動の緩和・適応という環境面の取り組みに力を入れている企業が多いことがうかがえる。

 その一方で、「どう目標を設定したらよいか分からない」が43%と最多となり、企業の切実な悩みを表している。

※有効回答数1万1275社。調査期間:2020 年6 月17 日~30日、
詳細は帝国データバンク(外部サイト)https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p200708.html