韓国の文在寅大統領はホワイトハウスとの距離を感じているに違いない

バイデン大統領は含むところがあるのか?

 自己顕示欲の強い(?)韓国メディアは大騒ぎだ。

 米大統領が就任後、同盟国や友好国の首脳に電話するのは半ば外交儀礼になっている。

 ジョー・バイデン氏もご多分に漏れず菅義偉首相には1月28日未明に電話してきた。

 直近の歴代大統領は、日本の首相に電話会談した翌日か、遅くとも2、3日後には韓国大統領に電話している。

 ところがバイデン氏は3日経っても4日経ってもしてこない。

「何か、あるのか」

「バイデン氏は、文在寅大統領に何か含むところがあるのか」

 韓国メディアは連日のように書き立てている。

http://english.hani.co.kr/arti/english_edition/e_international/981053.html

 青瓦台の大統領側近たちも落ち着かぬ。記者たちには「米大統領との電話は、いつという時期ではなくて、その中身だ」と強がって見せているが、内心戦々恐々。

 胸に手を当てて考えれば、文在寅氏には思い当たるフシがあるはずだ。

 新年演説では「バイデン政権の発足に合わせて、米韓同盟を強化する」と述べたまではいいが、その後、「米朝対話、南北朝鮮対話の再開に最後の努力を尽くす」と宣言した。

 米朝首脳会談の再開に仲介の労を取ろうというのだが、米朝ともに再開には慎重だ。しかも双方ともに文在寅氏など信用していない。