日本の航空会社が所有しない「ボーイング747」を使い、ワクチン輸送で収益力を維持したい考えだ

 新型コロナウイルス感染症の流行で世界中の航空需要が激減し、航空会社は相次いで経営難に陥っている。

 そんな中で大韓航空は、2・四半期連続でギリギリの黒字を維持した。株式市場では、「年末以降はワクチンの輸送が本格化する」との期待感も出ている。

 世界中の航空会社が大幅赤字に転落した中で、それでも黒字を何とか出している航空会社もある。

 4~6月期を見ると、台湾の中華航空、エバー航空と韓国の大韓航空、アシアナ航空などが数少ない黒字企業だった。

台湾と韓国の航空会社だけ…

 台湾と韓国の航空会社…やはり、新型コロナ対策でこれまでのところ成果を挙げている国・地域の航空会社が経営面でも善戦しているようだ。

 2020年11月5日、大韓航空は、単独決算を発表した。売上高は前年同期比53%減の1兆5508億ウォン(1円=11ウォン)、営業利益は同94%減の76億ウォンだった。

 欧米や日本の航空会社がほとんど大規模赤字を出している中で、黒字は快挙だ。だが、黒字は黒字でも、素直に喜べる実績ではない。

 売上高も営業利益も、新型コロナの影響をすでに受けていた4~6月期実績を下回った。特に、営業利益は4~6月期実績(1485億ウォン)と比べても95%減だった。

 米国にあるホテル子会社の業績が不振で減損損失が3000億ウォン程度発生し、最終損益は3859億ウォンの赤字だった。連結決算では営業赤字になるとの見方も少なくない。