テロ集団と重なる終末論的な世界観

 ここはFBIの言うことにもっとしっかり耳を傾けるべきだ。

 FBIによれば、Qアノンはテロリスト集団の重要な特徴を備えている。

 アルカイダのような、公然と活動するグローバルなテロリスト集団と同様に、Qアノンは、闇の勢力と光の勢力が戦うというマニ教的二元論の世界に我々は身を置いていると考える。

 また、悪魔を崇拝していて米国を破壊したがっている児童性的虐待者らがワシントンを牛耳っているとも主張している。

 Qアノンは反ユダヤ的でもある。

 アルカイダは「十字軍・ユダヤ」の枢軸について語っていた。Qアノンは、投資家のジョージ・ソロス氏やロスチャイルド家、そのほか陰謀論によく登場するユダヤ系の人々が計画の黒幕だと主張する。

 テロリスト集団の中には、自らの主張をイスラム教で偽装するところがある。

 Qアノンが使う隠れ蓑はキリスト教だ。だが、宗教はこの際関係がない。

 テクノロジーをめぐる違いにも突出したものはない。イスラム過激派のテロ組織は初期のインターネットを活用した。

 Qアノンはソーシャルメディアとダークウェブの落とし子だ。両者を結びつけているのは、甚だしく終末論的な世界観である。