この関税は強力な武器だが、誤算が生じる余地も大きく、香港の住民に害を及ぼしたりグローバル企業や大手銀行を香港撤退に追い込んだりする恐れもある。

 それよりは、香港政策法でも提案されているように、関税ではなく香港で人権を侵害している当局者に制裁を科す方がいい。

 また、蔡氏が先日、香港市民に台湾の門戸を開いたように、英国の二等旅券の一種(英国海外市民パスポート)を保持している数十万人の香港人には英国が完全な居住権を付与すべきだ。

 こうした策が講じられても、中国は自らの意思を香港に押しつけることをやめないだろう。

 中国共産党の利益は常に人民の利益より優先されるのだから。