マスクをし、一定の間隔を開けてアップルストアの前に並ぶ人々。5月13日、スイス(写真:ロイター/アフロ)

 米CNBCロイターの5月17日付の報道によると、米アップルは週内に直営店「Apple Store」の一部米国店舗を再開する計画。

米国で新たに25店再開

 カリフォルニア州やワシントン州、フロリダ州、オクラホマ州、コロラド州、ハワイ州にある計25店舗の営業を再開するという。同社は米国でApple Storeを271店舗展開している。新型コロナウイルスの感染対策で今も多くが一時閉鎖中だが、各地域の公衆衛生当局の指導に従い、安全を確認しながら徐々に再開していくとしている。

 一方で、店舗の営業方法は従来と異なるものになるようだ。アップルは同日、再開時の安全手順を公開した。

検温とマスク義務付け、1対1の個別サービス中心

 これによると、まず、店員と顧客には検温とマスクの着用を義務付ける。マスクを所持していない顧客には店先で1人に付き1枚配布し、着用してもらう。また、健康状態に関する質問にも答えてもらう。熱や咳などの症状がある人は入店できない。陽性が確認された人と接触した人も入店不可となる。

 一度に入店できる人数を制限し、顧客同士の物理的距離を十分に確保する。接客方法は、1対1の個別対応が中心となり、従来あった1対多のサービスは提供しない。また、店内では終日、設備や器具、展示品などの消毒を徹底するとしている。