大統領就任式で握手するトランプ氏とバイデン氏(右)

民主党は全国党大会を8月に延期

 新型コロナウイルス感染拡大で米大統領選予備選はすっ飛んでしまったかに見える。

 米メディア報道はまさに新型ウイルス禍一色だ。

 ニューヨーク州をはじめ各州では感染拡大が「医療崩壊」を招いている。感染者を入院させる医療施設が不足し始めたのだ。

 大統領選予備選どころではなくなってしまった。

 新型ウイルスが米本土に上陸した当初、ドナルド・トランプ大統領は「危機は現職大統領に有利」と踏んだようだ。

 しかし、楽観論は見事に外れてしまった。

 政権内の担当者からも「このままの状況が続けば死者は10万人から20万人になりうる」といった不吉な予測まで出てきた。

 一方、3月3日のスーパーチューズデーで民主党大統領指名チケットをほぼ手中に収めたジョー・バイデン前副大統領も状況は同じだ。

 バイデン氏は4月末までには指名に必要な代議員数(1991人)を獲得して、全国党大会を待たずに指名レースに決着をつけようとしていた。

 すでに指名に必要な代議員数1991人まであと914人と迫っていたからだ。