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 寒い季節、どうしても体調を崩しやすくなる。こんなとき、胃腸の調子が悪くて医師に診てもらうと、「消化にいいものを食べてくださいね」と言われることがある。熱が出たり下痢が続くような明らかに病気の間は、定番のおかゆやスープなどを食べるが、症状が収まった頃や慢性的に不調の人は何を食べたらいいのだろうか? そこでハッとなった。よくよく考えてみたら、「消化によくて必要な栄養を取れる食材」について、自分が曖昧な知識しかないことに気が付いたのだ。かといって、ネットのレシピサイトや書店に並ぶレシピ本から、消化によさそうなものを探すのは大変だし、栄養学的に正しいかどうか判断がつかない。そこで、栄養と食事の専門職、管理栄養士に聞いてみた。

食物繊維、脂質、甘味、塩味、刺激物を控える

 管理栄養士は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格を持ち、健康な人はもちろん、病気を患っている人や高齢で食事が取りづらくなっている人に対して1人ひとりに合わせた栄養指導や給食管理、栄養管理を行う職業だ。町の保険薬局に常駐していることもある。

 筆者が話を聞いた大塚真結さんは、川崎市にある薬樹薬局の管理栄養士さんだ。まずは大塚さんに「消化にいいものを食べてください」と言われた時にまず控えるべき食べ物から教えてもらった。

「消化にいい食べ物」を教えてくれた管理栄養士の大塚真結さん(撮影:URARA)

「消化に悪いものは、食物繊維が多いもの、脂質、強い甘味と塩味、刺激物ですね」

 脂質はともかく、健康な時は腸のためにも取ることをすすめられる食物繊維も、消化に時間がかかり、内臓に負担がかかってしまうのだという。それだけでもちょっと驚きだ。