(英フィナンシャル・タイムズ紙 2019年11月20日付)

11月18日、IOCと9年間のスポンサー契約を結び、スピーチするエアビーアンドビーの共同創業者・ジョー・ゲビア氏(写真:PA Images/アフロ)

 若いバンカーは自分が登場したことを宣伝したい時、スポーツカーと高級腕時計に大金をつぎ込む。企業の場合、これに相当するのがスポンサー契約だ。

 中国のコングロマリット(複合企業)、大連万達集団が世界的にお金をばらまいた際には、2016年の国際サッカー連盟(FIFA)とのスポンサー契約が含まれていた。

 電子商取引の巨人アリババ集団は2017年にオリンピックのワールドワイドパートナーになった。

 そして米民泊仲介大手エアビーアンドビーは18日、今後5回のオリンピックを支援する世界的なスポンサー契約に調印した。

 現金とサービスで総額5億ドル相当と推定される契約は、同社初の大型グローバルスポンサーシップになる。

 国際オリンピック委員会(IOC)は、エアビーとの契約は大会主催都市のコスト負担を軽減し、サステナビリティー(持続可能性)を向上し、ホテルを建設する必要性を最小限に抑えると話している。

 エアビー側は、来年の新規株式公開(IPO)に向けて準備を進めるなかで、ブランドの認知度を高めたい考えだ。

 出資を狙う投資家から企業価値が420億ドルと評価されているエアビーの考えには、一理あるのかもしれない。