ロンドンブーツ1号2号の田村淳(写真:Imaginechina/アフロ)

 吉本興業所属のタレント、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が慶應義塾大学大学院・メディアデザイン研究科の大学院生になっていたことが先週明らかになり様々な議論を呼んでいます。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/atsushi-tamura_jp_5d735091e4b06451356e3b20

 ロンブーといえば、相方の田村亮は反社会勢力への闇営業で謹慎が続いており、いわば明暗を分けたような形。

 田村淳は政界進出のうわさも流れており、吉本興業という背景を考えても、西川きよし・横山やすしのコンビを想起される方がいるかもしれません。

 9月5日に明らかになった「大学院進学」に関しては、ネット上で批判あるいは嫉妬の声などが非常に多いとも報じられます。

 背景として、大学学部進学に関連する周知の経緯があり、学部を経ずして大学院に進むキャリアパスに、少なからざる視聴者から疑問の声が寄せられているようです。

 知名度の高い芸能人のケースでもありますので、大学院なるものは一体なんであるのか、改めて考えてみたいと思います。

卒業至難な通信教育課程

 ロンブー・淳への批判が厳しい背景として、2017年の秋に「青山学院大学」への進学希望をマニフェストしながら、翌年春の入試でトライしたすべての学部で合格できなかった経緯があるようです。

 代わりに慶應義塾大学の通信教育課程に進んだものの4か月ほどであきらめ、大学院に鞍替えしたらしい。

 元来は番組企画から生まれた「大学進学」だったようですが、どうやら最初はガチに受験したようで、結果は全敗。

 これを批判する向きがあるようですが、かつて地上波テレビ番組制作にも関わり、芸能界の内情にもほんの少しタップした経験から考えると、まじめにガチの受験をして失敗した経緯は、むしろ褒めるべきことだと思います。

 ネットの情報によれば、青山学院大学への受験は2017年9月23日に発表したものだそうですが、常識的に考えてみてください。