(英フィナンシャル・タイムズ紙 2019年7月5日付)

香港デモ隊、警官隊と再衝突 中国本土とつながる鉄道駅への行進後

香港・九龍半島側で西九龍駅へ向けたデモの後、旺角地区で衝突した警官隊によって地面に押さえつけられるデモの参加者(2019年7月7日撮影)。(c)VIVEK PRAKASH / AFP〔AFPBB News

 中国の四大古典小説の一つに数えられる「三国志演義」は、この国の支配を目指す人の誰もが預言だと受け止める一文で始まる。

「天下とは、分裂の時代が長ければ統一されるに違いなく、統一の時代が長ければ分裂するに違いないものである。昔からずっとそうだ」

 中国の習近平国家主席が今日直面している最大の疑問はおそらく、この天下が分裂に向かっている段階にあるのか、それとも統一に向かっている段階にあるのか、というものだろう。

 香港市街を埋め尽くした大規模なデモ行進は、北京から遠く離れた周縁部が中国政府の手から滑り落ちつつあることを示唆しているのかもしれない。

 7月1日にはデモの参加者が立法会(議会)庁舎の入り口を破って侵入し、内部を傷つけたり中国支配のシンボルを汚したりした。

 無礼の極みということか、英国統治時代の旗を議場に掲げることまでした。

 庁舎の外では数十万人が平和的に行進し、北京の中国政府が自分たちの生活に干渉することへの怒りを表明していた。

 香港ではここ数週間、刑事事件の容疑者を香港から中国本土に引き渡すことを可能にする法案に反対する大規模なデモが行われている。多いときには、200万人もの人が一度にデモ行進に参加した。