ファーウェイも折り畳みスマホ発表 今年半ば発売予定、29万円

スペイン・バルセロナで、華為技術(ファーウェイ)の折り畳み式新型スマートフォン「Mate X」を披露するファーウェイ・コンシューマー・ビジネス・グループ最高経営責任者(CEO)のリチャード・ユー氏(2019年2月24日撮影)。(c)Josep LAGO / AFP 〔AFPBB News

 米ブルームバーグ通信通信や英ロイター通信などの報道によると、中国ファーウェイ(華為技術)は、米中貿易摩擦の影響を受け、今年出荷する同社製スマートフォンの台数が4000万~6000万台減少する恐れがあると見ている。

海外向けの出荷台数が40~60%減少する恐れ

 同社は昨年(2018年)、約2億台のスマートフォンを出荷した。そのうち中国以外の市場に向けた製品は半数の1億台。つまり、今年は国外向けスマートフォンの台数が40%~60%減少すると考えられる。

 (参考・関連記事)「「iPhone」の不振を示す新たなデータ

 (参考・関連記事)「ファーウェイ、スマホ世界販売で2位

 ファーウェイは6月21日、海外向けスマートフォンブランドの新モデル「Honor 20」を英国やフランスなどの欧州各国で発売する。しかし、同社の幹部が発売直後の販売状況を確認し、売れ行きが芳しくないと判断した場合、出荷を打ち切る可能性がある。その一方で中国市場の販売を強化し、海外における出荷台数の減少分を補うという。

重要な欧州市場で大きな打撃

 今年5月、米商務省は、安全保障上の懸念を理由に、米企業が政府の許可なく電子部品などをファーウェイに販売することを禁じると発表した。