オカルトじゃない? スマホの電磁波による健康被害

スマホの電波と健康について米カリフォルニア州公衆衛生局が警告

IoT Today/2018.2.28

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カリフォルニア州公衆衛生局によるガイドライン

極端に長い時間スマホを頭に当て続けていない限り問題はなさそうだが、それでも携帯電話の電波は人体にとってあまり歓迎すべきものではないということが分かってきた。だが、今後一切スマホや携帯を利用しないというのも現実的ではない。

ここで、冒頭で取り上げたCDPHによるガイドラインを紹介したい。

2017年12月13日(現地時間)に発表された同ガイドライン内でCDPH局長のカレン・スミス博士は、専門家の間でも結論は出ていないものの、携帯電話を長期間かつ頻繁に使用することで健康に悪影響が及ぶ可能性があると言及している。

その事実を踏まえ、「携帯電話から発せられる高周波エネルギーの影響を減らしたい個人や家族のため」に公表されたガイドラインには、携帯電話が発する電波による影響を減らすための方法が、かなり具体的に述べられている。

まとめて紹介しよう。

・携帯電話をできるだけ体から離す。数フィート離すだけでも効果的。
・通話の際は携帯電話を頭に近づけことを避け、スピーカーフォンやヘッドセットを利用する。
・通話を避け、テキストメッセージで代用する。
・音楽や動画のストリーミング、大きなファイルのダウンロードや送信を行なう際は、携帯電話を頭や体から離す。
・携帯電話はポケットではなく鞄に仕舞う。使用しない際は機内モードに設定する。
・電波強度の表示が1つか2つしか表示されていない(電波が弱い場所にいる)時は通常時よりも多くの高周波エネルギーが発生しているので、携帯電話の使用を避ける。
・高速移動する車やバス、電車に乗っている時は高周波エネルギーが多く発生している(ため、使用を避ける)。
・音楽や映画のストリーミングなど、大きなファイルをやり取りする際は、あらかじめ携帯にファイルをダウンロードしておく。視聴は機内モードで。
・夜寝るとき、枕元に電源の入った携帯電話を置かない。機内モードにするか、べッドから数フィート以上離れた場所に置くこと。
・ヘッドセットも微弱なエネルギーを放出しているため、利用しない時は外す。
・放射線や電磁波を遮る、という謳い文句の製品はかえって高周波エネルギーを増加させる可能性があるため、利用を避ける。

無線ヘッドセットを使って通話する男性(イメージ)

また国立がん研究センターの見解でも指摘されていたように、子どもの脳は成人の脳より広範囲に渡って高周波エネルギーの影響を受けてしまう点にも触れられている。

スミス博士は、保護者がきちんと子どもの携帯電話の利用時間を管理し(減らし)、夜の間は端末の電源を切るよう指導することを推奨している。

今や私たちの生活に欠かせない存在になったスマートフォン。「直ちに健康に影響はない」とはいえ、健康を考えると節度を持ったお付き合いをするに越したことはなさそうだ。

スマホと蜜月の日々を送っている方も、試しに今夜から眠る前、スマホを頭の真横に置くことをやめてみてはいかがだろうか。

●参考URL

総務省:電波の人体に対する影響
http://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/denpa/jintai/

携帯電話と発がんについての国立がん研究センターの見解
https://www.ncc.go.jp/jp/topics/2011/20110628.pdf

CDPH - How to Reduce Exposure to Radiofrequency Energy from Cell Phones
https://www.cdph.ca.gov/Programs/CCDPHP/DEODC/EHIB/CDPH%20Document%20Library/Cell-Phone-Guidance.pdf