タイとマレーシアの国境は川で隔てられていますが、川の両岸には、同じマレー系の民族が住んでいます。川の向こう岸に兄弟が住んでいる、友達がいるといった具合です。 この川が国境になったのは、イギリス植民地時代にシャム(後のタイ)とイギリスがそう決めたから。結果、北側がタイ、南側がイギリス領となりました。これが、パタニの人たちの悲劇の始まりです。 川の北側に住む人たちは、タイが近代国家となる過程で、タイ人と同化するよう、タイ語やタイの文化を強要されました。彼らからしたら、ある日突然、タイから植民地支配を受けるようになったという印象だったかもしれません。 そして、1960年代に入ると、タイ深南部のマレー
紛争は本当に解決できるのか?タイ深南部の紛争解決プロジェクトに見るピース・メディエーション・サポート
【StraightTalk】パタニ地方の和平構築に奔走する堀場明子が実践する対話による紛争解決の環境づくり
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供