恐れていたことが起こった。というより、それは時間の問題だった。福島第一原発から70キロメートルも離れた福島県天栄村で育った牛の肉から、食品衛生法の規制値を超える放射性セシウムが検出されたのである。再検査の結果はシロだったが、そこで安心するのは早計である。