本書は何でも治ることを売りにした最悪の治療法の歴史を、簡潔にまとめたものだ。危険な医療史を、元素(水銀、ヒ素、金など)、植物と土(アヘン、タバコ、コカインなど)、器具(瀉血、ロボトミー、浣腸など)、動物(ヒル、食人、セックスなど)、神秘的な力(電気、動物磁気、ローヤルタッチ)の五種に分類して、語り倒した一冊である。
水銀、アヘン、瀉血…トンデモ医療はなくならない
HONZ特選本『世にも危険な医療の世界史』
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