前回は、日本人の健康寿命が70歳前半~半ばにあり、寿命である80歳台との間に男女とも約10年のギャップがあることをご紹介しました。つまり、この10年間は必ずしも健康ではないけれど、生きているという状態であることが第一。現代日本人は、晩年の数年を、必ずしも自分の自由になるコンディションで過ごせずに生涯を閉じる明確な傾向がある。残念なことですが、統計的には事実といえるでしょう。