春が嫌いな主人公が登場するのが『春を嫌いになった理由(わけ)』。押しも押されもせぬ人気作家になった誉田哲也の原点をみる物語で、まだ著者の作品を手に取っていない方にとって本書は絶好の入門書になるはず。