日本を代表する進学校「開成中学校・高等学校」。その前身は、明治4年に開設された「共立学校」なのだが、この学校と設立者・佐野鼎についてはこれまであまり知られてこなかった。昨年末、佐野鼎の伝記小説を上梓したノンフィクション作家の柳原三佳氏が、佐野の生涯と彼の生きた時代を振り返る。