中国では毛沢東の大躍進政策の失敗で3600万人が餓死する「人類史上最悪の悲劇」が起き、「すでに半世紀以上が経つというのに、国内には本が一冊もない」。これは、記者生命を懸けて楊継縄が2008年に香港で刊行した『墓碑』(日本語版『毛沢東 大躍進秘録』)にある言葉である。