近年、世界の政治動向のニュースを見ると、「自国第一」「内向き化」に向かう動きを報じるものが、非常に多くなっていると感じます。日本にいると、それらの状況が“対岸”で起きているかのように感じやすいのですが、ふと気になるのは「『自国第一』の動きは、外国だけの現象なのだろうか? 日本はまったく無関係の出来事なのだろうか?」ということ。今回はその点について、博報堂生活総合研究所の行っている長期時系列調査「生活定点」のデータを使って、考えてみたいと思います。