かつて豊富な金の産出量を誇った西アフリカには「黄金郷」が存在した。その金は、ヒトコブラクダを連ねてやってくるムスリム商人らによってサハラ砂漠を越え、北アフリカまで運ばれた。その金を直接手に入れようとしたのが、大航海時代に先鞭をつけるポルトガルだった。