2016年の第1回ナショナルデータベース公開、翌年の改正個人情報保護法施行、そして本年のMID-NET稼動や次世代医療基盤法の施行と、RWD(リアルワールド・データ) に代表される医療ビッグデータの利活用環境は整備されている。一方その範囲も、治療だけでなく予防・未病や健康寿命といったライフコース全般、そして既存の社会サービスへの適用も検討されつつある。対談シリーズ第六回には、東北大学 東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)機構長の山本雅之氏をお迎えし、バイオバンク利活用の可能性や展望についてお話を伺った。モデレーターは、IQVIAジャパングループ 臨床開発事業本部を統括する品川丈太郎である