詩は、人類が文字など作る前から存在していました。古代ギリシャ社会で市民の基本教養として暗唱された(伝)ホメロスの叙事詩も、そもそもは「音」として作られ、暗唱され、文字に記されるようになったのは、ペルシャ戦争以降など、ずっと新しい時代になってからのことに過ぎません。