ユーラシア大陸の東西で、「力による現状変更」の動きが進行している。東は中国による東シナ海・南シナ海での海洋進出の先鋭化であり、西はロシアによるクリミア半島併合と東部ウクライナに対する軍事介入、そして冷戦以降で最大となっているロシア国境沿いでの軍備増強と活動の活発化である。いずれも領土的野心があからさまで、厳重な警戒が必要である。