日本の英語教育は入試に問題があります。15歳なら15歳なりの知性、16歳なら16歳らしい感覚で、自然に興味を持つであろう、大半の対象と無縁な、毒にも薬にもならないような「語学教材」が、指導要領的には中心に来ざるを得ないという「原罪」のような症状を抱え込んでいるからです。