イタリアで総選挙が行われ、EU懐疑派のポピュリズム政党が躍進を遂げた。単独政党としてトップに立ったのは、南部、島部を中心に票を集めた「五つ星運動」。「政治家は去れ」と声高に訴え、元コメディアン、ペッペ・グリッロが中心となり結党、ネット上で直接国民の声を聞く新興政党は、単純に右派、左派と色分けすることができない「反体制」である。