1790(寛政2)年、ある政策により「更生」の概念をより進化させた人がいた。老中の松平定信である。彼の時代に作られた「人足寄場」とは一体どんな施設であり、どのように更生を図ったのか。そして「今の刑務所の大元」が意味するところとは。國學院大學の高塩博教授に話を聞いた。