近年、骨粗鬆症を背景とする高齢者骨折の増加が注目されている。その中でも、特に大腿骨近位部骨折は、歩行に大きく関わる骨折のため、回復するまでの家族の介護の負担が大きく、さらにはQOLや生存率の低下なども大きな問題になっている。そのような大腿骨近位部骨折に対して、富山市立富山市民病院は2014年から、多職種連携によるアプローチに取り組み、一定の効果が出ているという。