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イノベーション
2017.12.01

「CASH」に続け! スマホで“即現金化”の波がきた
AIや画像認識活用でより精度の高い査定が期待される

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「目の前のアイテムが一瞬でキャッシュ(現金)に変わる」というキャッチコピーで登場した「CASH」。IoT Todayの読者ならご存知の方も多いだろう。サービス開始からわずか16時間で3億6629万3200円ものCASH化が行われ、サービスを一時停止せざるをえない状況になり話題となった。

先日はDMM.comが、CASHを運営するバンクを70億円で買収し子会社したことを発表している。

そんなCASHのように、目の前のアイテムを即現金に変えられるサービス市場に新たな事業者が参入を発表した企業がある。以前に本誌でも取り上げた日本唯一のユニコーン企業「メルカリ」だ。

 >>関連記事:メルカリはなぜ「日本で唯一のユニコーン企業」なのか

フリマアプリでの売買データが武器「メルカリNOW」

フリマアプリ大手のメルカリが提供する即現金化サービス「メルカリNOW」。サービスはメルカリのアプリ内で行われる。当初は買取対象の商品カテゴリをレディース・メンズの服飾品に限定してスタート。

1日100万品以上の出品があるメルカリの膨大な取引データを利用して査定するため、既存の類似サービスに比べて、より納得感の高い金額で現金化できることが特徴となっている。また、売上金はアカウントにすぐ反映され、メルカリ内での買い物に使えるためメルカリを利用してアイテムを購入している人にとっては使いやすいサービスだろう。

メルカリNOWの利用方法はいたって簡単だ。スマホ用のメルカリアプリをインストールし、本人確認用書類のアップロードなどを行なったら、以下の流れで取引が進んでいく。

①商品のブランド・カテゴリ・状態を選択して写真を撮り、査定金額を確認
②メルカリグループのソウゾウが商品を買い取り、販売者のアカウントに売上金を支払い
③2週間以内に集荷依頼を受け、販売者の自宅から無料で集荷
④買い取った商品はソウゾウがメルカリ上で販売

すでにフリマアプリとして人気の高いメルカリだが、利用したことがない人からは「忙しいので取引対応している時間がない」「やり取りをするのが面倒」「売れるまで待ちたくない」という意見もある。売買取引の手間が導入のハードルとなることが多いようだ。今回、不用品を現金化する際の選択肢が増えることで、メルカリの利用者は今後も拡大していくだろう。

中古スマホ端末を即現金化「スママダッシュ」

ファッションアイテムをメインで扱うメルカリNOWに対して、スマホの即現金化を行うサービスが「スママダッシュ」。

スママダッシュは、個人間で中古のスマートフォンを売買できるフリマサイト「スマホのマーケット(略称:スママ)」を運営するジラフが、出品予定の中古スマホ端末を即現金化できるサービスとして2018年1月から開始を予定している。

「不要なスマホを売りたい」と思ったら、スママにアクセス。スママダッシュを利用する場合は、端末を出品する際、情報入力に併せてオプションのチェックボックスにチェックを入れることでサービスを利用できる。

本人確認書類をアップロードするなど、基本的には「メルカリNOW」と同じような流れで手続きを行う。端末の査定はジラフがを行い、ユーザーが査定金額を承諾する場合は、即座に売上金機能に入金。振込申請機能から出金可能となっている。

こちらも「メルカリNOW」のように、スママ内での過去取引データなどを元に納得感のある査定額が算出される。希望額で売りたい場合は販売価格を設定し、スママで購入されるまで待機、すぐに現金が欲しい場合はスママダッシュを利用するなど使い分けができる。

“即現金化サービス”は、今回紹介したサービスのように、セカンドハンズ事業者(中古品取扱業者)でこれまで買取などのデータを蓄積してきたところが一歩リードしている。

今後はAI(人工知能)や画像認識によって、より精度の高い査定が期待できる。納得感のある金額で査定されればユーザーも増え、“即現金化”市場がさらに活性化していくのではないだろうか。

 

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