この本『女子プロレスラー小畑千代――闘う女の戦後史』、小畑千代という希代の女子プロレスラーの生きざまが紹介されているだけではない。小畑の周辺が丁寧に描かれていて、高度成長期の昭和がどのような時代であったかがビビッドに浮かび上がってくる。