恐怖心には、認識しやすいものと、そうでないものがあります。夜も眠れなくなったり、足がすくんだりするような認識しやすい恐怖心もあるでしょう。一方、見逃してしまうほど些細な恐怖心もあります。これが、厄介なのです。自分が恐怖心を抱いていることも、それによって自分が影響を受けていることさえも気づかないような、そんな些細な恐怖心です。