米国議会が日本の憲法第9条を日米共同防衛への障害と見なし、改憲を望むようになった――。この現実は日本の護憲派にはショックであろう。だが、米国議会上下両院の一般的な認識として、日本側の憲法9条の現行解釈による集団的自衛権の行使禁止は、「より緊密な日米共同防衛には障害となる」というのである。